高木裕氏の送別会に参加

 年賀状で高木裕氏が福岡に引っ越しされることは知っていたが、長浜氏より送別会をするとの連絡があり、高木裕氏の送別会に参加した。参加していたのはかなり以前にヨットを一緒に活動していたメンバーであった。同窓会のような懐かしさを覚えた。高木裕氏と最初に出会ったのは、彼が小学生であった。そのとき私はまだ大学生であった。太田尾の海水浴場に従兄弟と伯父と出かけたのである。Y15(ヤマハ15ではなく、横山氏それもお父さんの横山氏の設計によるディンギー)が岩場の海岸で、波にあおられ船底が傷ついているのを見て、「ちょっと沖に係留した方がよいですよ。」と声をかけたのである。そしたら、「西港にヨットを回航できずにいる。ヨットに乗れるならば三角西港に回航をして欲しい。」と高木裕氏のお父様が言われた。「はい、いいですよ。」と答えると、「ついでに息子も一緒に乗せて欲しい。」と言われた。しかし、「一緒に乗る私の従兄弟はヨットは素人なので、ひっくり返ったら、そっちの処理だけでやっとなので、小学生まで救助する自信がない。」と断った。その小学生がオリンピック選手になった高木裕氏とはそのときは思いもしなかった。もしそのとき載せていれば、オリンピック選手である高木裕氏を最初にヨットを教えたのは俺であると言えたのになあ、と今思っている。今後の高木裕氏の活躍を期待したい。