キャノピー・オーナーズベンチ設置と船底塗装

 和田氏が廃棄されていたキャノピーをいただいたので、それをLaputaに設置した。これで今年の夏はコックピットに日陰を得ることができるようになった。そこで、日陰になる部分にオーナーズシートを欲しくなった。それもスターンいっぱいに長いベンチのようにしたいと思いそれを作るために、その長さを測りに行ったら、とんでもないことがわかった。それがパルピットの高さではティラーにあたることである。もう一つ問題があった。このベンチを固定すると、したにもの入れがあり、この蓋を開けることができなくなってしまうことである。さらに長さが2mより少し長いことで2mの板では短いのである。そこで、ホームセンターに行って探したがこれより長いものは4mものであった。もう少し専門的な店に探しに行ったら、100インチサイズすなわち244cmのものがあった。その板に38mmの角材をパルピットのステンレスパイプの上に横に置き、さらにその角材でステンレスパイプを挟むようにねじ釘でとめた。結構な重さになったが、これで固定しなくても良いようになった。念のために板に穴をあけ、ロープを通しステンレスパイプを縛るようにした。ニスを塗り完成した。座ってみると、キャノピーの真下で、日陰になり、また前方もよく見えてオートパイロットは座席の下で操作しやすい。今年の夏はクルージングのワッチが快適にできそうである。
 さあいよいよ春である。春を前にしておかなければならないことがある。そう、船底掃除と塗装である。それを2月の28日と3月1日に行った。島の反対側にあるオーランドマリーナにまで回航した。意外と早く着いた。以前にJUNE BRIDOを船底掃除・塗装のため回航したときはえらく時間がかかった。艇をあげてみるとふじつぼや藻がいっぱい着いていた。この分だとそれほどではないのかもしれないと思った。オーランドマリーナに着いて上げてみるとほとんどふじつぼが着いていない。藻は全く着いていない。これまででもっともきれいな船底である。昨春にそれ以前と一つ違うことをしたのは船底塗料に粉わさびを混入したことである。わさびを入れると良いという話は聞いていた。しかしそれを疑っていた。しかし、ヨットの雑誌の広告で船底塗料のみとわさび入りとその広告主の製品である添加物入りの効果を示す写真を見ていた。広告主の添加物よりは効果は低いが、船底塗料のみのものより効果が高いことを示していた。また、和田さんから「わさびは効く!」と薦められていたので、粉わさびを船底塗料に入れて見たのである。確かに効果があった。わさびは自然のもので、しかも安価である。おすすめする。田川君が協力してくれたので二人でおしゃべりをしながら楽しく作業をすることができた。さあこれで準備は整った。「春よ来い!」