金峰山に行く 

 昨日「久しぶりに金峰山のいってみようかなあ。」と思いました。しかし、昨日は行けませんでした。朝、田川氏から電話があり、「今日ヨットはどうするか。」と尋ねられました。「行っても良いが、天気予報は午後から雨だし、台風が接近しているので、16日ぐらいにはヨットの定位置アンカーロープを締めに行かなければならないだろう。明日の天気次第で明日天気が良ければ、ヨットに生きましょう。」と返事をしました。しかし、今日はどうするか。「そうだ金峰山へ行ってみよう。」と思い、犬の「小太郎」をつれて出かけました。
 「山幸窯」の主人山本幸一氏は私たちの代の熊本大学ヨット部のキャプテンです。山本という姓は私山本憲令と山本幸一の二人がいたので、これを区別するために、「ヤマコウ」と「ヤマケン」と呼ばれていたのです。彼は工学部を卒業したのですが、就職はせずに陶芸の道を進み、現在ではちょっとは知られた陶芸家です。
 今年の春に「山幸窯」を訪れ30フィートのクルーザーをネットオークションで落札したことは話していたのですが、その後どうなったかについては報告していなかったので、近況を告げるために久しぶりに会いたいと思ったのです。「山幸窯」は金峰山の山頂と熊本市金峰山少年自然の家の分かれ道にあります。以前は山荘だったのですが、ここを手に入れて陶芸工房としています。
 着いてみるとまだ「山幸窯」は閉まっています。まだ来ていないのだろうか。それとも今日は休みなのだろうか。それでは山頂まで行ってみようと思い、登山道サルスベリ下の駐車場まで車で行き、駐車して登山道を上り始めました。雨が降ったあとなので滑りやすい状態です。気をつけなければ成りません。写真を撮ろうとして携帯電話を取り出しました。そのとき思い出しました。ヤマコウの携帯電話番号を登録していたことを。そこで、電話をかけてみました。そしたら「今、山幸窯に上ってきている途中だ。」という返事でした。「降りてくる頃には山幸窯にいるだろう。」
 山頂に着きました。今日はかすんでいて雲仙まではあまり見えません。やっと有明海の海岸線が見える程度です。犬を連れているのは私だけではありませんでした。サンダル履きの犬を2匹つれていました。サンダル履きでは登山道は無理なようなので見ていると、自動車の通れる道を歩いて降りられました。そこで下りはこの自動車道を降りて行きました。
 山幸窯は開いていました。しかし、ヤマコウはいません。先ほどは見かけた犬のフクちゃんもいません。犬の散歩に行っているのだろうと、思い待っていると帰ってきました。春以来の事を話し、ヨットに誘ったりしていると、彼の友人からサンマが送ってきました。そのお裾分けをいただき帰りました。
金峰山熊本市の近郊にあって手軽な登山ができて、市民に親しまれているところです。