伊藤氏の死について

 福元満治をテレビで見た。泣いていた。彼は熊大ヨット部のサブキャプテンだった。熊大は卒業していない。しかし、ヨット部は卒業していた。彼は泣いていた。そのとき思った。俺は暇だ。俺にも何かできることはあるのではと。何もアフガンで何かとは思わなかった。全員死ぬまでやれよと思った。全員死ぬまでやらなきゃ気が済まないのか。神はただ一人なのか。ただ一つだけの神はいらない。一人一人に神はいるのだ。他を排除するような神はいらない。何か私にもできるようなことはないのか。