敗北宣言と敗戦処理

 今年は完全に敗北した。敵は猛暑という援軍を得た。敵軍にとっても猛暑は痛手であったろう。しかし、自軍にそれ以上の損害を及ぼした。菜園の除草をしていて、私は熱中症になってしまった。このとき食べたコンビニで62円のビニール袋入りの薄甘いかき氷がこの世にこれほど美味なものがあったのか、と思ったほどであった。この猛暑の中での除草作業は命を失う危険があった。そこで、除草しなくても何とかなるのでは、と思って菜園に行かなかった。私が栽培している菜園は叔母の土地である。その叔母の所にどうも苦情があったようである。「雑草が繁茂しているので、蚊が多い。」などのようである。叔母が「業者に除草をたのんだ。」という電話があった。叔母には迷惑がかけられないので、作物もろともの除草を承認した。つまり私の雑草との戦いの敗北宣言である。今夏の戦いは敗北であるが、戦いはまだ続くのである。つまり次の戦いに備えなければならないのである。つまり冬作の準備をしなければならない。そのための視察と準備に菜園に出かけた。しかし、収穫もあった。


 そう昨日は秋分の日であった。つまり彼岸の中日である。そこで川尻に墓参りに行った。私の実家は熊本市川尻町の加勢川の堤防沿いにある。菩提寺も近くの堤防沿いにある。納骨堂でのお参りを済ませて帰る途中川面を見ると何とつがいと思われる2羽の白鳥が泳いでいるではないか。驚いた。